災害対策本部の仕事

さまざまなインシデントや危機に対応するための方法を書いていきます。

熊本市役所で火災、高知・黒潮町では戸別の避難カルテ

熊本市役所で火災

熊本市庁の罹災証明などを発行する部署で、日曜日の早朝に火災がありました。

 

「個人情報は原則として区役所で管理しており、窓口業務への影響は限定的」とのことです。

www.sankei.com

問題は「大半のパソコンが焼けたり、水にぬれたりして使えなくなったほか、資料も多数焼失」したことです。特にパソコンのデータや仕掛中の紙での処理は、再現できなければ、何をしていたかもわからなくなります。

 

組織の業務継続を考えるときには、単に仕事のリソースの復旧ばかりでなく、仕掛中の仕事が再現できるように、業務設計をしておく必要があります。

 

 

高知・黒潮町 戸別の避難カルテ

確かに、34mの津波が来るなんて聞いたら「町に諦めムードが漂った」としても不思議ではありません。しかし黒潮町の踏ん張りはここから始まります。

 

「震災特集:命の備え、諦めない 高知・黒潮町、戸別に避難カルテ」

http://mainichi.jp/articles/20161217/ddn/010/040/004000c

 

30cmの津波は27分で到達すると予測されているため、「浸水が想定される町内40地区の全世帯を対象に町が13年3月に作成した「戸別避難カルテ」をもとに、防災活動を進めてきた」そうです。

 

何戸に配布したのか。おそらく手作りだったと思います。町職員のみなさまの諦めない努力に頭が下がります。詳細はぜひ記事をお読みください。

 

浸水が想定される町内40地区の全世帯を対象に町が13年3月に作成した「戸別避難カルテ」をもとに、防災活動を進めてきた。

ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161217/ddn/010/040/004000c#csidx33587c01307e7488488bda36f2e2357
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ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161217/ddn/010/040/004000c#csidx4c33c3664dcc8f2b1c710f222b5bd99
Copyright 毎日新浸水が想定される町内40地区の全世帯を対象に町が13年3月に作成した「戸別避難カルテ」をもとに、防災活動を進めてきた。 
浸水が想定される町内40地区の全世帯を対象に町が13年3月に作成した「戸別避難カルテ」をもとに、防災活動を進めてきた。

ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161217/ddn/010/040/004000c#csidx592547eca3800359867f08097094d5e
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浸水が想定される町内40地区の全世帯を対象に町が13年3月に作成した「戸別避難カルテ」をもとに、防災活動を進めてきた。

ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161217/ddn/010/040/004000c#csidx4c33c3664dcc8f2b1c710f222b5bd99
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