災害対策本部の仕事

さまざまなインシデントや危機に対応するための方法を書いていきます。

可視光にもレーダーにも映らないのに赤外線には映ったUFO、神戸市が「効率よく助けてもらうためのマニュアル」、震災復興は住民中心で、和製ミニロケットは失敗してもスペースXは打ち上げ成功

 

 

チリ海軍が捉えた謎の飛行物体

http://business.newsln.jp/biztech/images2/201701091328560000w.jpg

(画像:business newslineよくリンク)

これはいったい何でしょうか?

 

チリ海軍のヘリに搭載されたカメラに捉えられた謎の現象です。可視光のカメラに映らず、レーダーにも補足されないけれども、赤外線カメラには映りこんだという謎の飛行物体のニュース。リンクからどうぞ。

 

チリ海軍、2014年11月に撮影した未確認飛行物体のビデオを公開

 

動画はこちら。10分近いビデオですが、ヘリの観測手が異常に気付いたのが4分40秒あたりと思われます。カメラを可視光と赤外線に繰り返しモード変更して、ズーム、パンして何かを撮ろうとし始めます。

youtu.be

けっきょく赤外線カメラにしか物体は映りません。可視光に対するステルス性能なんて「素子のスーツか?!攻殻機動隊草薙素子が着用する光学迷彩スーツね)」ってツッコミたくなるぐらいSFの世界です。これ以上のコメント不能。

 

神戸市が「受援」計画策定

簡単にいえば「応援を受ける側が効率よく助けてもらうためのマニュアル」です。

阪神大震災で全国から応援を受けた神戸市は平成25年3月、災害発生時に他の自治体から派遣された職員を円滑に受け入れるため、全国に先駆けて「災害受援計画」を策定している。

www.sankei.com

これがあれば、応援に行っても「指示待ち」にならず、テキパキと支援ができるという訳ですね。被災経験が活きた素晴らしい事例だと思います。

 

神戸の教訓、復興は住民主導で

これも神戸市の被災経験が活きた事例です。

「人の土地をとるつもりか」「区画整理どころちゃうやろ」。青木とともに益城町に支援に入った神戸市都市整備担当部長の橋本宗明(58)は22年前、震災の傷も癒えない住民から遠慮のない罵声を浴びた。

www.sankei.com

神戸の震災以降、あちこちの自治体が地元の大学などと共同で「事前復興」なる取り組みを進めています。

考え方はこの記事に紹介されている手法とほぼ同じです。

復興策を立案するにあたって、行政だけでモノゴトを決めるのではなく、住民の意見を反映させる意見交換会やアンケートなどを通じて、地元の民意から復興策を組み立てていくというやり方です。

神戸の震災は哀しい出来事でしたが、日本人は着実に学び、後世の知恵を残していると思います。私自身も、知恵・手法を残すお手伝いができればと考えています。

 

ミニロケットの打ち上げ失敗、スペースXは打ち上げ成功

失敗の理由はまだわからないようですが、いままでのロケット・衛星とはまったく別物の、挑戦的な技術開発だったようですね。

www3.nhk.or.jp

 

これに対して、イーロン・マスク率いるスペースXは、爆発事故から立ち直って見事な成功を納めました。

www3.nhk.or.jp

返ってきたロケットが垂直に降り立つのを見るのはなかなか感動的です。サンダーバード3号の帰還がどれほど難しいことだったのか、いまさら理解しました(笑)