ランサム(身代金)ウェア被害・国内600箇所か、北朝鮮ハッカー集団「ラザルス」関与?、ヨコハマタイヤ工場で爆発事故、住友商事が電力BCPサービス
(画像:ハッカーのイメージ)
ランサム(身代金)ウェア被害・国内600箇所か
世界中で悪影響を及ぼしているランサム(身代金)ウェアの被害が日本でも起こりました。
日立製作所、JR東日本、川崎市・上下水道局などでの感染が明らかになっています。
世界各地で同時多発した大規模なサイバー攻撃をめぐり、日本国内では約600カ所の2千端末がウイルスに感染した可能性があることが15日、分かった。日立製作所ではシステム障害が発生。今後、企業での被害がさらに表面化する恐れもある。政府は同日、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。
しかしながら、被害はまだ表面化していないだけで、これから被害情報が拡大する可能性があります。引き続き要注意です。
このランサムウェアは、北朝鮮が関与した可能性があるとの報道です。
北朝鮮ハッカー集団「ラザルス」関与?
ワシントン=黒瀬悦成】世界各地で起きた大規模サイバー攻撃に関し、ロイター通信は15日、攻撃を受けた端末のデータ復旧と引き換えに金銭を要求する「ランサム(身代金)ウエア」のプログラムコードの一部が北朝鮮のハッカー集団「ラザルス」が過去の攻撃で使ったプログラムに類似していたと報じた。
他の報道でも、北朝鮮がランサムウェアを新たな資金源として活用しているという内容もあります。いずれにせよ、ITセキュリティ分野への注力が必要です。
ヨコハマタイヤ工場で爆発事故
ヨコハマタイヤのフィリピン工場で爆発事故がありました。
この工場は、乗用車用およびSUV用タイヤを生産し、その大半を欧州、北米、ASEAN諸国に市販用タイヤとして輸出しているほか、北米、アジア諸国の自動車メーカーに新車装着用タイヤとして販売している。
住友商事が電力BCPサービス
何かあったときはお互い様に電力を融通し合うという、日本的発想のBCPサービスです。たいへん効果が高いと思われます。
こういう強靭なインフラが、個別のエリア限定ではなく、一般的に準備される時代が遠くないだろうと感じています。
住友商事は、電力ネットワークを活用したBCP(事業継続計画)対策サービスを、東京・神田錦町で着工した大規模開発「(仮称)神田錦町二丁目計画」に導入する。特定エリア内の複数の建物をつなぎ、非常時に電力を融通する仕組みとなる。