災害対策本部の仕事

さまざまなインシデントや危機に対応するための方法を書いていきます。

ラマダン(イスラム教の断食月)でテロ急増、近所で連動する火災報知器、中国地方で初の弾道ミサイル避難訓練、米国・高高度を飛来する大陸間弾道ミサイルの迎撃試験に初めて成功

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(画像:米国Missile Defense Agencyサイトより、EKVと呼ばれる迎撃ミサイル弾頭の想像図)

ラマダン(イスラム教の断食月)でテロ急増

5月27日から始まった今年のラマダンの期間中に、多くのテロが発生しています。

【カイロ=奥田哲平】イスラム教徒のラマダン(断食月)に合わせたとみられる過激派のテロが世界各地で頻発している。過激派組織「イスラム国」(IS)は、インターネット上に「全面戦争だ」としてラマダン中のテロ実行を呼び掛ける声明を発表。呼応するグループが、テロを起こしている可能性がある。

 

怖ろしいのは、劣勢のIS戦闘員が自国に帰っているという指摘です。

ISはイラクやシリアで劣勢に追い込まれており、戦闘員が自国に帰還するなど、各地に分散していると指摘される。

 

これらの多くは、現時点では日本から遠く離れた国々の出来事ですが、国際的なイベントともなれば、日本でも脅威が一気に増すことになります。いまから種々の情報収集は行い、国際的なテロの基礎知識を身に着けておきましょう。

www.tokyo-np.co.jp

 

 

近所で連動する火災報知器

火災が発生して火災報知器が鳴ったときに、肝心の家の持ち主が不在だったり、あるいは既に行動できなくなっているようなケースも十分に想定できます。この連動する火災報知器は力を発揮するでしょう。

 総務省消防庁は、住宅用の火災警報器を飲食店や住宅など隣接する複数の建物で連動させる仕組みの普及を検討する。飲食店が不在でも隣の住民が気付けるようにして、地域ぐるみの速やかな初期消火を目指す。

jp.reuters.com

 

 

中国地方で初の弾道ミサイル避難訓練

秋田県以外で、このような弾道ミサイル対応訓練が実施されるのは、初めてではないかと思います。

 北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射を受け、国や山口県などが4日、同県阿武町で弾道ミサイルを想定した住民避難訓練をした。こうした訓練は中国地方では初めてで、住民約280人が参加。

www.nishinippon.co.jp

この避難訓練の次は、弾頭に搭載されている兵器に応じた基礎知識を持っておくことが良いでしょう。

 

 

米国・高高度を飛来する大陸間弾道ミサイルの迎撃試験に初めて成功

記事タイトルを読んで「迎撃ミサイルSM-3は実用化されていたのでは?」と思いましたが、同ミサイルは短距離〜中距離弾道ミサイル対応のものとのことです。

重量にしてSM-3の14倍ものサイズになる、大型ミサイルでの大陸間弾道弾の迎撃が初めて成功したとのことです。

詳しくは、この記事の解説をお読みください。弾道ミサイルの迎撃技術について学びが多いと思います。

hbol.jp