災害対策本部の仕事

さまざまなインシデントや危機に対応するための方法を書いていきます。

長野防災ヘリ事故・9人全員死亡、ヤマト全面値上げ、江戸時代日記でわかる大地震前の「空白期」、機械学習アルゴリズムが地震予知、拠点病院でBCP策定に遅れ、米国の北朝鮮攻撃はあるか?、他

http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/images/PK2017030602100002_size0.jpg

(画像:中日新聞様サイトよりリンク)

長野防災ヘリ事故・9人全員死亡

www.nikkei.com

 事故が発生したあと、どうにも気持ちが進まなかったので、記事のご紹介が出来ていませんでした。キュレーション・メディアを目指すなどと偉そうなことを言っているくせに自分のヘタレ具合の言い訳ができません。

 

どうかご無事で、と願っておりましたが、残念ながら最悪の事故となってしまいました。亡くなった方々の年齢を見ると、みなさん30代から40代。

プロとしての仕事ぶりが板につき、ご家庭では良き夫・良き父親として幸せだったはず。そんな像が伝わってきます。

 ほんとうに残念です。 

 

 

ヤマト運輸、全面値上げ

昨日のことですが、私はアマゾン・ジャパン様のサイトにて、3月末に出荷される商品の予約オーダーをしました。

うっかりしていたのですが、そのうち買おうと思って「買い物かご」に1つだけ入れておいた200円ほどの商品も、同時にオーダーしてしまいました。

そしてその200円の商品が、送料無料でその日のうちに届いてしまいました。

 

これでは物流屋さんたちもやっていられないよな〜と思っていたところ、この値上げのニュースが入ってきました。企業ユーザーへの値上げ交渉が中心になるそうです。

ヤマトは宅配便で約5割のシェアを握る最大手。インターネット通販の拡大と人手不足で現場の負担が高まり、サービスの維持のためには値上げが不可避と判断した。

アマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長は2月に「送料無料は大事なサービスで値上げする予定はない」と語っており、ヤマトとの交渉は難航も予想される。

www.nikkei.com

 

 

江戸時代の日記でわかる大地震前の「空白期」

江戸時代の、多くの民間人の日記を解析することにより、大地震が起こる直前の時期を読み取ることができたそうです。

「さいきん揺れないな」と思ったときは要警戒ですね。

第2種地震空白域とは、巨大地震が発生する直前の数年間に、それまでは定常的に発生していた地震が急に減る現象が起きる地域のことだ。

 安政東海地震は海溝型、安政江戸地震は直下型の巨大地震で、将来また同様の地震が東京を襲うことが予測されている。その直前にもこんな現象が、前兆のように起きる可能性がある。

www.sankei.com

 

 

機械学習アルゴリズムが地震予知に成功

実験室で起こす人工地震の音の予兆を捉えて、機械学習アルゴリズムが地震予知を行う能力を示したという記事です。

このアルゴリズムが自前で実装されているのか、あるいはIBMのワトソンのような商用のものかは明らかにされていませんが、いずれにせよ将来の地震予知に繋がる知見であることは間違いありません。

今後に期待です。

驚くべき成果があった。研究者は機械学習アルゴリズムに、発生した音波を一定間隔ごとに区切って投入し、地震が起きる瞬間を予測させた。何より研究チームが驚いたのは、機械は地震が起きる直前でない音波からも正確に発生時期を予測したことだ。「私たちは実験用の断層が発した音のシグナルを聴くことで、機械学習が断層の破砕までに残された時間を、素晴らしい精度で予測できることを示しました」と研究チームはいう。

www.technologyreview.jp

 

 

 拠点病院でBCP (事業継続計画)策定に遅れ

少し前に病院経営者の方から、こんなお話を伺ったことがあります。

「日本の法律上、病院は儲かり過ぎてはいけないことになっています。そして先生方もスタッフも、医療だけでなく雑務に忙殺されています。余剰資金があまりないので防災やBCPにかけられる資金もそれほど多くはありません」

というわけで、このように最も基本と思われるプランの策定にも手が回らないということになります。

なんとかしなくては。私自身が何かお手伝いできるはず。 

読売新聞は全国に712ある拠点病院(昨年4月時点)を対象にアンケートを実施し、先月までに62基幹病院全てを含む458病院(64%)から回答を得た。

 基幹病院のBCPは一部を含めて「策定済み」は17病院(27%)にとどまり、37病院は「策定予定がある」とした。「予定なし」「検討中」などは8病院。全回答病院の「策定済み」は4割の182病院だった。Copyright © The Yomiuri Shimbun

yomidr.yomiuri.co.jp

 

 

 ICBMの可能性低い

昨日のミサイルに関する分析が進んでいます。

韓国軍合同参謀本部によると、ミサイルの最高高度は約260キロに達した。韓国軍はミサイルの種類について分析を急いでいるが、合同参謀本部は、北朝鮮が米本土を狙って開発中の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の「可能性は低い」との見方を示した。

 ミサイル発射には、軍備増強を公約したトランプ米政権に加え、マレーシアでの金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件で北朝鮮非難を強める国際世論をけん制する狙いがありそうだ。

www.sankei.com

 

いまから2つの報道をご紹介します。ひとつは「米国は北朝鮮を軍事攻撃できない」、もうひとつは「米国の北朝鮮攻撃は秒読み段階」。どちらも長文ですが、お時間のあるときにぜひ読んでください。

 

ソウルで100万人が死ぬ?実は動けない米国

国連制裁を無視し、核・ミサイル開発を続ける平壌に対し、直接対話の可能性は排除してはいないものの、米国は軍事オプションをちらつかせ、このところ、ぐっと北への圧力を強めている。

しかし、こうした米国の強硬姿勢は、核の非核化や開発凍結に向けた譲歩を引き出すための、一種のブラフ(脅し)に過ぎない。実際の軍事力行使はさまざまな理由から事実上、不可能だ。 

toyokeizai.net

地中貫通核爆弾投下試験公表は斬首作戦の前触れ

米国本土に届くICBM(長距離弾道ミサイル)は完成間近。核報復が可能となる核保有国になれば攻撃は困難で、米国は北朝鮮との交渉に入らざるを得ない。米国にとり、残された時間は極めて少ない。正恩氏を排除する作戦は、実施の有無ではなく、いつヤルかに移っている。

www.sankei.com