東京都下の火災危険について、大規模火災は他人事ではありません
新潟県糸魚川市の大規模火災で被災されたみなさまに心からお見舞い申し上げます。
東京都に住む人は、この火災は他人事ではありません。東京都都市整備局が「地域危険度マップをまとめています。ごらんのように23区内には危険な地区が多くあります。
たとえば、この地図の「火災危険度4および5」に相当する地域をGoogleストリートビューで歩いてみると、2016年12月22日に発生した糸魚川市のような町並みが続きます。
全国にはこのような過密地域が点在しています。
道路が狭く消防車が入り込みにくいことや、家と家のスペースがないため延焼が起こりやすいと考えられることなど、大規模火災が起こる条件となりえます。糸魚川の例では、ひさしを伝って延焼していったという証言があります。
また地図を見てわかるとおり、糸魚川市とは都市の広さがまったく異なります。仮に大規模な火災が起こった場合、消防車が足りなくなることは十分に予想できます。
道路を広くして区画整理をするなど、都市計画に頼らなければ変わらないことは多くありますが、まず家の耐震性能・耐火性能を上げること、地震などの際にも火災を起こさないことなど、自分たちでできることは最低限やっておく必要があります。
自治体では、家の耐震化・不燃化への助成金を出しています。足立区の例をリンクしておきます。読者のみなさまも、ご自身がお住いの自治体ホームページを検索してみてください。